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妊娠中の予防接種について

妊娠中の予防接種について

Q妊婦はインフルエンザの予防接種を受けることができるでしょうか?

インフルエンザワクチンは病原性をなくした不活化ワクチンであり、胎児に影響を
与えるとは考えられていないため妊婦は接種不適当者には含まれていません。
しかし、妊婦又は妊娠している可能性の高い女性に対するインフルエンザワクチンの
接種に関する、国内での調査成績がまだ十分に集積されていないので、現段階では
ワクチン接種によって得られる利益が、不明の危険性を上回るという認識が、
得られた場合にワクチンを接種する、ということが適切ではないかと考えます。
妊娠初期はいろいろな理由で流産する可能性の高い時期なので、一般的に予防接種は
避けた方がよいと考えられます。米国の報告では、もしワクチンを受けるならば、
妊娠のごく初期(妊娠13週前後まで)を除き、インフルエンザシーズンの前に
行うのが望ましいとされています。現在のところ、妊婦にワクチンを行った場合に生ずる
特別な副反応の報告は無く、また、妊娠初期にインフルエンザワクチンを接種しても
胎児に異常のでる確立が高くなったというデータも無いことから、予防接種直後に
妊娠が判明しても人工妊娠中絶をする必要はないと考えられております。

国立感染症研究所感染症情報センター[http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html]
インフルエンザQ&A 平成15年度版(平成15年11月1日)

2013-12-18 09:02:46

 
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